11月3-5日は『環濠橋わたしフェス』という堺の地域イベントが行われていましたが、自転車博物館も自転車散歩「堺旧市街探訪」ということで協賛させていただきました。
室町時代、国際貿易で栄えた堺は、その富で濠を巡らせ環濠都市として独自の文化を発展させます。戦国時代を経て刃物や鉄砲の生産、茶の湯の文化等が江戸時代を通して連綿と現代に続きます。そんな堺の歴史・文化に触れる自転車散歩となりました。
最初に参加者のみなさんに自転車博物館1階ミュージアムスクエアの大画面で「世界に拓かれた堺」のムービーを見ていただきました。
このムービーは、堺の自転車産業が古墳時代から中世そして近代へと続く鉄を扱う技術によるものだということを紹介しているものです。
さて、自転車の街・堺の背景を再確認していよいよ環濠めぐりに出発です。
自転車博物館を出発して最初の目的地が妙国寺です。
実は自転車博物館は環濠(旧市街)の外、東側に位置するのですが、環濠エリアに入ってすぐのところに妙国寺があります。
妙国寺には、織田信長が安土城に移植させその後堺に戻されたといういわくの大蘇鉄があります。そして、本能寺の変の時に徳川家康が妙国寺に泊まっていたとされるなど、信長や家康に因縁のあるお寺なのです。
又、大政奉還の翌年に、フランス兵と当時堺を警護していた土佐藩士との間でおこった堺事件など、歴史に名を遺すお寺なのです。
次に向かったのが菅原神社です。
環濠都市堺は、南北3km 東西1kmほどの広さだったのですが、菅原神社はこの旧市街のおへそに位置します。
今から1000年以上前、大宰府に配流されていた菅原道真が自ら彫ったとされる木造の一つがこの近くの浜に流れ着きました。それを祀ったのが菅原神社なのです。堺では天神さんとして親しまれてきました。
道真が丑年生まれだったことが御神牛の始まりとされます。
天神さんの次は堺伝匠館に立ち寄りました。
堺刃物や注染、和晒、お線香や昆布など堺の伝統産業の数々を実感できる伝匠館は、旧市街を南北に貫く大道筋(旧紀州街道)にあり、堺観光の中心地でもあります。
館内は伝統産業の展示とショップに分かれているのですが、なかでも刃物ミュージアムは見ものです。ぜひ時間を取って鑑賞してもらいたい場所の一つです。
伝匠館から南へ200mほど行くとザビエル公園(戎公園)のすぐ隣に自転車技術研究所があります。
ここは、自転車の安全や品質に関わる研究や情報発信を行っている研究所です。
今では日本製の自転車自体が少なくなってしまいましたが、かつて堺が日本の自転車産業の最大の集積地だった頃は、数多くの完成車や自転車部品が国内、海外問わずに出荷されていたのです。
実は、その横に島野庄三郎(シマノ創業者)顕彰碑があるのです。庄三郎は昭和33年に亡くなりますが、翌年、彼の功績を称えて建てられたものです。
さて、西側の濠、内川を南下します。濠に沿って環濠フェスの出店のテントを発見。子供連れの家族が気持ち良さそうに寛いでいます。
南海本線堺駅の裏手から南蛮橋に来ると、南蛮人の像があります。
その昔、遠い異国から日本に来た人々の姿に想いを巡らせます。
そうです、堺は海外との交流の窓口だったのです。
ここから内川を一気に南下、濠の南側土居川を東行、東濠跡の土居川公園を北上します。
そして旧市街中心部に戻り、いよいよ後半戦とも言える環濠北部エリアに入りると本願寺堺別院です。
このお寺は文明年間(15世紀)に立てられた蓮如上人ゆかりのお寺です。
時代が下がり廃藩置県で県境が書き換えられていた明治初期、堺は当時の和泉、河内さらには奈良まで含む堺県だったことをご存じですか。
この本願寺別院は、堺では最大級の木造建築物でもあったことから明治4年から14年まで堺県の庁舎として使われていました。
ところで、環濠北部エリアは二次大戦の戦禍を免れたため重要文化財の町家や寺社など歴史的建造物が多く残っています。包丁や線香など堺の伝統産業を今に伝えるエリアなのです。
この日は水野鍛錬所の水野さんに特別にお話しを伺いました。
堺刃物の歴史は遠く古墳時代に遡るのですが、中世から江戸・明治を経て現在まで連綿とつながってきた伝統の技が、まさにこの場所に凝縮されているようです。
実は水野さん、今では数少ない日本刀の鍛刀もされている方なのです。
参加者の皆さんも、水野さんのお話から打刃の技とその心意気の一端を感じ取っていただけたのではないでしょうか。
「ものの始まりなんでも堺」と言いますが、堺には日本で初めてのものや伝承がたくさんあります。お線香も堺で始めて作られました。原料になる香木が集まりやすかったことや、お寺が多いこともその背景にあったようです。
水野鍛錬所から少し北に行くと手作りでお線香を作っている薫主堂があります。ここではお線香の話を聞かせていただきました。
その後、七堂駅前で川口慧海(仏教僧1866-1945)の銅像を見て、環濠西北端から内川を南下、ふたたびザビエル公園横を東進して土居川公園へ。
最後に、旧土居川にかかっていた「極楽橋」を見学。この橋の名前は、この橋が作られた江戸時代に旧市街から環濠外の墓地に葬列が渡ったことからつけられたとのことです。昭和40年代に阪神高速の工事が行われるなかで土居川は埋め立てられ、橋も撤去されたのですが、往事の場所に近い土居川公園に移築・復元されたものです。
さあ、ここから自転車博物館はすぐそこです。
参加者の皆さんお疲れ様でした。
堺の見どころは、とても一日や二日で廻りきることは無理ですが、自転車で巡ることで、環濠都市堺の歴史・文化の一端を垣間見ることができたように思います。
皆さんも身近な町の歴史・文化をたどる自転車の旅に出てみませんか。

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