堺寺社巡り

長く暑い夏。ほんの少しの秋。そして季節感の伴わないクリスマスソングにどうもなじめない師走となりました。12月7日、今年最後の『自転車散歩』は堺(旧市街)寺社巡りです。

朝は冷え込みましたが風もなく気持ちの良い晴天。日曜日で車も少なく清々しい朝の空気の中自転車博物館を出発。この日は観光ボランティア協会の方に見どころの解説をしてもうらう贅沢な自転車散歩です。

まずは妙国寺、信長の蘇鉄から堺事件まで話を聞く頃には、世情の喧噪から離れてすっかり歴史を巡る冒険の始まりです。

本願寺別院ではその由緒から明治維新後の堺県丁だったこと、月蔵寺では外壁の瓦の話から大野晴胤らこのお寺に纏わる由縁話を聞きます。

その後、環濠北端鉄砲鍛冶屋敷から清学院、川口慧海像、鉄砲試射場跡の石碑を見て南に向かいます。

環濠エリアは南北3km東西1kmほどなのですぐに中心部、菅原神社です。
言わずと知れた道真公を祀った神社です。堺の町は昔は南北に分かれていて北が摂津の国で南が和泉の国。その国ざかいということでした。
この菅原神社は摂津の国に属していたとのこと。

そして国をまたいで和泉の国の開口(あぐち)神社へ。開口神社では「沙界(さかい)妖怪芸術祭」が行われていて賑わっていました。堺に昔から伝わる怪談を今に甦らせるこのイベント。おどろおどろしい衣装をまとった「妖怪」たちや妖怪アートフリマで盛り上がっていました。

丁度、このイベントに合わせて来ていた堺自転車タクシー(シクロ・ヴォーチェ)の車夫の方々に遭遇。妖怪忍者かと見まがうところでした。

その後、利晶の杜と千利休屋敷跡、最後に南宗寺と大安寺を廻って帰路につきました。

同じお寺や神社でも季節の違いや物語の織り成す風情から様々な味わいが得られます。この日の「堺の寺社巡り」もそんな味わい深い自転車散歩となりました。

忙しない年の瀬ですが、自転車でゆっくりとタイムトリップを愉しむのも乙なものですね。

  • 開催日
    2025年12月7日 日曜日
  • 天気
    晴れ
  • 走行距離
    12.7km
  • 参加者
    8人+インストラクター2人

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