お花見サイクリング

自転車博物館としては新年度最初のサイクリングイベントになります。

前日は堺市の小学校の入学式、今朝も学校の入学式らしい親子連れを見かけました。何だか初々しい心持になります。

さて、風もなく絶好のお花見日和です。今日は堺環濠エリアと大仙公園の桜を巡る自転車散歩です。

参加者の皆さんとシマノ自転車博物館を9時半過ぎに出発。まずは土居川公園沿いに北上するとさっそく桜がお出迎えです。

環濠を反時計回りにすすみ、七道駅で南下、内川緑地に入ります。ここは環濠西端の堀川ですが、川にそって緑地が整備され遊歩道があるのです。
  普段でも気持ちのよい道が満開の桜のトンネルとなっていて、まさに夢心地のサイクリングです。

旧市街の真ん中あたりで内川から離れザビエル公園に向かいますが、その前に甘味所の桜餅で一服します。ん?「花より団子」ですね。
ザビエル公園は、イエズス会宣教師フランシスコ・ザビエルが1550年に堺に立ち寄った際に手厚くもてなしたとさされる豪商日比屋了慶の屋敷跡に作られた公園とのことです。
中世頃はこの公園から西は海だったそうです。ここでもきれいな桜が見れました。

さて、ザビエル公園から大仙公園に向かう途中、宿院頓宮横の公園で兎がお花見をしているのを発見?
いえいえ、実は、宿院頓宮は古くから住吉大社の「御旅所」で、その住吉大社ゆかりの兎にちなんで作られた「白夜の兎」群像とのこと。
お花見ではなくてお月見でしたか!

旧市街地を後にして大仙公園に向かいます。仁徳稜に向かう御陵通りも桜並木となっていて大仙公園に向かう人々の心を浮き立てます。
大仙公園はお花見の人々で既に賑わっていました。やはり自転車散歩で3月初めに早咲きの桜を見に来た時とは随分と雰囲気が違います。
たっぷりと「春爛漫」を楽しんで、帰路につきました。

堺は古墳時代に遡る悠久の歴史と中世から続く歴史がそれぞれの過去の物語を織り成しています。

そんな堺を、桜を横糸に巡ることでとても面白い見え方をするものです。
桜の時期は短いものですが、だからこそ味わうことのできる風味は格別のものがあるようです。

自転車の愉しみは尽きません。

  • 開催日
    2024年4月6日 土曜日
  • 天気
    晴れ
  • 走行距離
    16km
  • 参加者
    5名

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