今回の散走は「堺の今昔に思いを馳せる古地図散走」です。
アプリ “ambula map” で見ると現在の地図と江戸末期の地図を簡単に見比べることができます。
古地図と現代の地図を見比べながら自転車で走ると、過去に思いを馳せることが出来るという訳です。(地図を見る時は安全な場所に止まって見ます)
実は堺の旧市街は江戸末期とほぼ同じ町割りなので、道筋は殆ど同じです。
自転車博物館から土居川公園に入ると極楽橋、農人井があります。
ここ環濠の東端は古地図では農人町とあります。当時ここには農民が住んでいたようです。農人井と呼ばれる井戸が残っています。今でも水がでます。
土居川公園を北上、西に入ると鍛冶が多くいたエリアになります。この日は特別に堺では唯一の刀鍛冶、水野鍛錬所の水野さんにお話を伺うことができました。
玉鋼(たまはがね)から鍛えて最終形にするまでは、とてもここではお伝えできませんが、水野さんの話の一つ一つから鍛冶の歴史と伝統の深さを感じます。
その後、環濠北東端の高須神社。環濠北側に抜ける北の橋跡。北西端の七道へ向かいます。
七道には鉄炮試射場跡がありますが、江戸時代はここから北側は新田開発のエリア。鉄砲の試し打ちにこの場所が使われたようです。
そして環濠西端の内川を南下し、途中ザビエル公園で16世紀の海岸線を確認しました。
ところでみなさんは堺名物大寺餅をご存じでしょうか。当初は開口神社の境内で売っていたあんころ餅。開口神社が「おおてらさん」と呼ばれていたことから大寺餅と呼ばれるようになったとか。
1596年創業ということですから江戸時代より前ですね。古地図にはありませんが、その昔の味を楽しませていただきました。
環濠南端まで走り、そのまま宿院頓宮、開口神社、菅原神社と山之口商店街を北上して中心部に戻り、その後自転車博物館に戻ってきました。
地図はその時代の人々の営みを表しているとも言えます。それは街並みや町の名前、様々なところに現れています。
古地図を見ながらの散走は、またいつもと違った視点で地域を見つめることができそうです。
皆さんも一度そんな散走をやってみてはいかがでしょうか。

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